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2021.05.01
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よく分かる、地域ポータルサイトの育て方

地域ポータルサイトの育て方。

以前の記事に、地域ポータルサイト運営は第一次産業(それも果樹栽培業)と記載させて頂きました(以前の記事はこちら)。
もちろん頭のいい方は第一次産業の定義は、「自然界の成果物から富を得る産業」と定義されているので、IT業の中で情報を提供する事業(=つまり地域ポータルサイト)は特に有体物を持たず、そして何かを生み出していないので、流通させる産業すなわち第三次産業(サービス業)に該当するのではないかとおっしゃられると思います。一般論的には全くその通りで反論の余地がありません。

ではその一般的概念を踏まえた上で、それでも私が第一次産業と考える(考えたい?)のは、こう考えることで、どうやって地域ポータルサイトを育てるべきか、運営に行き詰った時にどのようなアクションを起こすべきかが明確なるからです。
無料の「情報」という(自然界ではなく)「人間界」の成果物を使ってどのようにどのように「富」と交換することができるか、そして第一次産業からさらに次の産業へ移るためにどのような戦略を取るべきかを考えてみたいと思います。

地域ポータルサイトを育てるにあたって

①樹木を育てるためには、いい土壌(=地域)を見つけてまずしっかり根を張らせることがとても重要です。ここに全てが集約されると言っても過言でありません。

弊社のノウハウに従って基本的には報酬のない地味な作業を繰り返して頂くことになります(おおよそ3ヵ月~半年程度)。ただこの作業を怠らずしっかりやることで、根が少しづつ広がりサイトへの栄養分(=サイトアクセス)が生まれ、木の芽が少しづつ育ち始めます。世の中にある多くの地域ポータルはこの作業を省いているために、その後うまく成長出来ていないと考えています。

②芽が多少育って来たら、しっかり日光が当たるようにしてあげることでさらに成長が促進されます。

根からの栄養で芽が育ち、育った芽は日に当たり、光合成(=検索エンジンにインデックス)することでさらに成長していきます。日光がしっかり当たる(インデックス)よう、葉の小さい時(数の少ない時)は、わずかな手間で構わないので、ちょっとだけ手をかけて(SEO)あげましょう。

③自然だけに任せると成長に時間がかかります。事業はスピードが大切なので、光の当たる「葉(=コンテンツ)」を増やしましょう。

光を取り込む「葉」はサイトのコンテンツに当たります。サイトが順調に育っているからと言って自然任せにしないで、木がもっともっと早く育つように、運営者みずから「葉」を増やす(=コンテンツを増やす)よう心掛けてください。
早く成長させたい場合にこの作業が極めて重要となります
※育てる葉の種類は大きく分けて2種類あるのですがここでは省略させて頂きます。

④実を付けるためには「花」が必要です。

「葉」で木を育てるだけでなく、実を付けるためには必ず「花」が必要となります。「花」は、その地域で「人を集める」重要なコンテンツを意味します。葉が育っているからと言って安心せず、「花」を増やす努力をしましょう。
※葉をしっかり育てると花になります。花はまた葉を育てます。どの葉を育てるかしっかり把握するようにしてください。花が増えれば増えるほど実が増えます。

⑤やっと実がなりました。でも「実がなった」だけでは事業ではありません。ただ「実がなった」それだけだけです。

サイトでいう「実」は、ユーザーさんからの反響(=コンバージョン)を意味します。反響は電話であったり、予約であったり、お問合せであったりします。ただ、木に実がなっただけでは足りません・・・。

⑥実は買ってもらって初めてお金になり、事業になります。実を買ってもらう努力をしましょう(営業)。

お店さんに反響をお届けできるようになったら、しっかりその数などを把握して説明を行いましょう。そしてもっと多くの 反響をお届けできるよう反響を購入頂きましょう(=サービスの商品化)。購入頂くことで初めて事業となります。営業はもちろん大変ですが、まったく見えない広告を売るのではなく、ある程度想定できる反響(=実)を売るのです。自信を持ってがんばってください。

【番外編①】もっともっと地域ポータルサイトを大きくするためには

1)木に他の実を生らせる

=掲載料やバナーによる収入だけでなく、提供可能なサービスのラインナップを増やしその他のサービスを販売することを意味します。

2)木の本数を増やす

=他の地域に新たにポータルサイトを立ち上げることや、今と同じ地域に不動産ポータルや求人ポータルなど別種のポータルを立ち上げることを意味します。

以上が私が考えている「地域ポータルサイトの育て方」の概要です。

地域ポータルサイトは売上規模が小さいため、多くの人にあまり魅力的な事業に映らないかもしれません。ただ私はそう思っていません。地域の情報を集めて実を付ける(仕入0ゼロの)ファンダメンタル事業だからです。
それになりよりも、小さな売上を積み重ねて売上を作ることに意味があります。一度きちんと「木」を育ててしまえば、(それなりに手をかけてあげれば)多くのコストをさくことなく、毎年(お店の入れ替わりがあったとしても)それなりに実を付けることは確実だからです。
人気の事業でなく、あまり他の人が手を出さないので「木をしっかり育てる人」はとても少ないです。ですので長く運営を行いどうにかしっかり木を育てていれば地域にライバルは少なく、そのため自然に「地元で何かしよう!」と時は声がかかるような時期が訪れ、サイトと事業の拡張期となります。
その時に「別な実を作る」こともいいですし、「木の本数を増やす」ことも自由です。
さらに今いる産業区分から移行することも可能だと思っています(実店舗を持つ、物販をする、フリーペーパーを発行する)。
なので、とても地味な作業の繰り返しですが、その地元に住む人間として100年続けることができる事業だと思っています。

ぜひ当記事を参考にしてもう一度「地域ポータルサイト」を再検証してみて頂けたらと思います。